冨田和成著『営業 野村證券伝説の営業マンの「仮説思考」とノウハウのすべて』 (クロスメディア・パブリッシング、2017年)

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この書評のコーナーでは、気がつけば辛口なことを書いていて、
後で改めて読み直してみた際に、


「ここまでケチョンケチョンにけなすのであれば、
最初から取り上げなければいいのに!」と、


自分で自分にツッコミを入れたくなることもよくあります。


そんな中でも例外的に、
手放しで大絶賛した本がこれまでに二冊ありました。


あなたは、覚えてらっしゃいますか?


一冊は、昨年の夏ごろに取り上げた
石黒圭著『文章は接続詞で決まる』。


これは日本語を的確に運用する上で必読な一冊。


まだお読みでない方は、ぜひお読みください。
接続詞で、書いた文章が読みやすくなります。


そして、もう一つは、
つい先だってご紹介した『鬼速PDCA』。


今回ご紹介させていただくこの一冊は、
その著者である冨田和成氏の新刊なのです。


冨田氏が、野村證券営業マン時代に実践し、
トップセールスにまで上り詰めた営業の手法を
惜しむところなく公開――と、


立ち寄った書店で発見!!


手に取って、まずは、目次を拝見、
それからパラパラッと目を通し
すぐにレジに向かい購入しました。


従来の営業ノウハウ本によくある、
トップ営業マンの属人化されたテクニックの
ただ単なる開陳による、


自画自賛のオンパレードなどとは
一線を画し、著者が自ら「鬼速PDCA」でもって
考え、実行し、そして洗練させていった


その過程を「再現性のある営業スキル」
として、読者に示します。


このスキルは
「どうすればモノは売れるのか?」
という営業活動における
根源的な問いに根差しているため、


対面型の営業だけではなく、
広告などを介する非対面型営業を含めた、
すべての「売る」ことを目標とした
コミュニケーションで応用が可能です。


そのポイントとして、
著者があげた「必要な力」は次の4点。


必要な力①仮説思考力、 
必要な力②因数分解力、 
必要な力③確率論的思考、 
必要な力④PDCAを回し続ける力


この4点自体が、「営業力」というものを
必要な力②により、因数分解したもので
あることは明白です。


その中でも特に著者が重視するのは、
必要な力①仮説思考力です。


営業とは、顧客の課題について仮説を打ち立て、
それを検証していくプロセスであり、
そのプロセスを通して
その力は獲得されていきます。


そのプロセスを「再現性のあるスキル」に
さらに細かく因数分解し、
「営業力」の普遍化を
著者は本書で図ります。


がしかし、著者の本当の挑戦は、
これで終わりではなく、
実はここからが始まりなのです。


いくら立派な
「再現性のあるスキル」があっても、
それを実行する人はごくわずか――、


このジレンマを打破することこそが、
本書の提示する真の仮説であり、


そして、その仮説に対する検証は
読者に委ねられます。


そして、この検証は次に、「鬼速PDCA」へと読者を誘う……


『鬼速PDCA』の書評の中で、
僕は「この本は、絶対敵には読ませたくない。
逆に、味方には、絶対読ませたい」と書きましたが、


この思いは本書についてもまったく同じ。


しかし、奥付を見ると、
発売一週間ですでに3刷! 
これはヤバイことになっている、


ライバルはもう読んでいるかもしれない……、


まだお読みでなければ、
今すぐ書店かAmazonへGo!


できれば書店で買うことをお勧めします。


新しい書籍との出会いが
あるかもしれませんからね。

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