理屈なし 利益と熱狂を生み出す  ダイレクト・ブランディング

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ダン・S・ケネディ
フォレスト・ワルデン&ジム・カベル著
『理屈なし 利益と熱狂を生み出す
 ダイレクト・ブランディング』(ダイレクト出版、2018年)


今回の書評はちょっと辛口になりますが、
この「ダイレクト・ブランディング」
という邦題はちょっと問題があります。


原題を直訳すると「ダイレクトレスポンスによるブランド構築  
強力なブランドを金をかけずに構築し、
そこから創造性と利益を生み出すための究極プラン」
くらいになります。


これを上記の一言にまとめるのは、
ネーミング的には上手いのかもしれませんが、
ここでは少し意訳のし過ぎというもの


(「理屈なし~」の部分はお見事!)。


この本、“Branding”という手法を
虚構や神話として完全に否定し、
”Brand-Building”という言葉を
わざわざタイトルにまで使っているのです。


それを骨抜きにするというのは、
本書の本質に対し訳者及び版元が
一知半解であることの証左であると思われます。


まずはこのタイトルに惑わされないことが重要です。


 一方、肝心な中身の方なんですが、
どうせダン・ケネディ一派の本だから、
ダイレクトマーケティングとブランディングを対比させ、


前者の優位性を主張し、ブランドなんてものは
ダイレクトマーケティングで
売れた結果生じてくる副産物に過ぎない、


広告会社の口車に乗りブランディングに大金を
払うのは愚の骨頂……と、
いつもの如くブランド信仰をケチョンケチョンに
こき下ろす内容だろうと予想しつつ読み始めると、
本当にそういう内容でした!


 いや、その言っていること自体は僕も概ね正しいと思うし、
そのための実例などは、参考になる部分も大いにあるのです。


でも、20年前ならともかく、
ネット通販全盛の今、
ブランドを高めるためには、
まず売れることが重要であり、


その逆ではないことなんて、常識になってきています。


それを世紀の大発見のようにもったいぶって言うもんだから、
「何を今さら」と、いちいちツッコミを入れながら
ページをめくることとなりました。


まあ、こういう読書の仕方も楽しくはあるのですが……


 そういう訳で本書は、
ダイレクトマーケティングならまだしも、
ブランドについての新しい知識を求める方には
まったくお勧めできません。


ただ、Amazon USAでは
この本の原著のオーディオブックが
タダで入手できるようですので、
そちらを入手して英語の勉強に
活用するのはいいかもしれませんね。


日本語吹き替えではない、
本物のケネディ節を堪能できますよ。

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