カーマイン・ガロ著 『TED 驚異のプレゼン』

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カーマイン・ガロ著
『TED 驚異のプレゼン』
(日経BPマーケティング、2014年)


前回のこのコーナーで紹介した『スティーブジョブズ 驚異のプレゼン』

(2009年発刊)と同じ著者による、
2014年発刊の「驚異のプレゼン」シリーズ第2弾――。


今回、著者カーマイン・ガロが分析の対象にした
プレゼンテーションは、TED。

 

もし、あなたがこれからプレゼンの機会が

増えてくるようでしたらこの本はきっと役に立ちます。


 ところで、TEDって何か? 皆さんはご存じですか?


 知らない方のために少し説明をいたしますと

TED(テド)とは、1984年にアメリカで誕生したカンファレンスで、

Technology(技術)、Education(教育)、Design(デザイン)という

3つの分野で注目されている人をスピーカーとして招き、

 

少人数の前でプレゼンをしてもらうという、

いわば内輪のサロン的な集まりとしてスタートしたものです。


2006年からその模様をインターネット上で無料配信するようになり、

それを契機にその名が世界に知れ渡ることとなり、
スピーカーのジャンルの幅も広がっていきました。


一例をあげると、Amazon創業者であるジェフ・ベゾス、

利己的遺伝子で有名なリチャード・ドーキンス、
シンギュラリティーの提唱者レイ・カーツワイル、
ロックバンドU2のボーカル、ボノ……、などが


これまでTEDの舞台に登場し

視聴者もかなり多いようです。


 日本では、Eテレで「スーパープレゼンテーション」という番組タイトルで、

時々放送されているようですから、

それでご存じになられた方もいらっしゃるのかもしれません。


 TEDについて、僕個人的なことを言うと、

その内容を楽しむというより、

英語のリスニング力を上げるための教材として、

 

 昼に弁当を食べながら、

ネットで流し見することを
かつては習慣としておりました。


日本語字幕もつけず、しかも流し見ということで、
どこまで正確に内容を理解できているのか?


 我ながら非常に心もとないものがありましたが、
それでもスピーカーの熱意や会場の熱気は十分に伝わり、

それが「驚異のプレゼン」であることは確かに感じておりました。


 本書は、そんなTEDにおいて

人気を博したスピーカーに共通するプレゼンの要素は何なのか?


 卓越したプレゼンにするための法則を、
最先端の脳科学や心理学の研究成果を
援用しながら説明していきます。


 ここで語られる法則は次の3つ――。
 「感情に訴える(第1部)」
 「目新しさを出す(第2部)」
 「記憶に残す(第3部)」


まずは聴衆のハートに訴え、会場に一体感を生み出す。


その上で、目新しい驚きのある演出をして、
聴衆を引き込んでゆく。


そして最後に、一番訴えかけたいポイントに
話しをフォーカスして、聴衆の心に刻印を残す。


 要約すると、このようにまとめることができます。

さらに本書では、この3つの法則を、さらにそれぞれ3つの要素に分解し、

何をすればいいのかを事細かに伝授していきます。


 しかも、表面的にその方法のみを指南するのではなく、

「プレゼンができる主体」を育て上げることに

主眼をおいているところが本書の特長です。


 「プレゼンできる主体」は洋の東西を問いません。
TEDのプレゼンは欧米流で日本では通用しないんじゃないの? 

という懸念を本書は、この点で一蹴します。


 ということで、これからプレゼンをする方はもちろん、

そういう機会があまりない方にとっても、

 

「伝える力」を向上させたいと思われているのであれば、

ぜひ読んでもらいたい一冊です。

 

TEDを視聴する際の手引きとしてもおススメですよ。
 

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